P/ECE研究室〜S1C33分室


* Mon Jun 25 21:36:00 JST 2002 Naoyuki Sawa

お気付きの方も多いと思いますが、アプリケーションを実行するタイミングによって(?)画面の濃度が変わることがあります。
「電池が減ると画面が薄くなる」とか「処理の重いアプリケーションを実行すると画面が薄くなる」とかではありません。
電池を抜いてUSB電源で動かし、同じアプリケーションを二回連続で実行しても、画面の濃度が変わることがあるのです。
いくつかの掲示板でも同様の発言を見かけましたので、皆さん困っておられるのだと思います。僕も困っています。

そこで「アプリケーションを実行するタイミングによって(?)画面の濃度が変わる」原因について探ってみようと思います。

それではまず、問題の現象を再現するためのサンプルプログラムを用意します。
ディザパターンを多く含む絵の方が、画面の濃度の違いが目立つようですので、
[左:白〜明〜暗〜黒:右]のディザパターンを表示するプログラムを作ってみました。

	ソースはこちら

何度か実行・終了を繰り返すと、実行するたびに画面の濃度が変化するのがわかります。

撮影
濃度が薄い場合
濃度が濃い場合
う〜ん、写真ではほとんど違いがわかりませんね。(^^; 中央付近のカラー1とカラー2が隣り合っているあたりが、ちょっと違って見える程度でしょうか。 だけど、実際にP/ECEの画面で見ると一目瞭然、明らかに違っているのですよ。 濃度が薄い場合/濃い場合の色の見分けやすさから推測するに、濃い方が正解。薄い方が問題アリなのだと思います。 アプリケーションを実行するたびに画面の濃度が変わる理由として、次のような予測を立ててみました: 1.LCDCの初期化方法がぜんぜん間違っている。   偶然動いているだけなので、動作不安定・毎回濃度が変わる。   →これはまずありえないでしょう。 2.LCDCへの初期化コマンドが、タイミングなどの問題でうまく届かないことがある。   ざっとソースを眺めてみた限り、初期化ルーチンにタイミング依存な部分は見当たりませんが、可能性はあります。   →もう少し検討してみましょう。 3.ハードウェア的な問題。電圧とか・・・   僕の手には負えません。   →考えないことにしましょう。 というわけで、2.の可能性を中心に探っていきたいと思います。 先日の「ゴミ問題」は原因がわかってすっきり終わったのですが、今回はわからないまま終了…なイヤな予感がします。 「濃度が変わる原因、もうわかってるよ」という方おられましたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。 (続きます...)

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